ロング走やレース中の給水用のフラスクやジェル、スマートフォンの収納にストレスを感じたことはありませんか?これらをいかに快適に持ち運ぶかは、ランナーの永遠の課題です。
今回は、そんな悩みを一発で解決してくれる最強の収納アイテム「Naked(ネイキッド)ランニングバンド」を実際に使ったレビューをお届けします。
結論から言うと、サイズ選びはシビアだが、これ以上安定感のあるバンドはない、と言えるほどの便利なアイテムです。実際にソフトフラスクを入れてトレーニングで使ってみたフィット感や収納力、そして購入時に絶対に注意すべきサイズ選びのポイントまで徹底解説します。

【総合評価】Nakedランニングバンドは練習からレースまで使える万能ギア
まずは、実際にトレーニングで使い込んだ全体評価です。
かつて私は脂質酸化能力を鍛えるという名目のもと、ロング走の際にジェル等の糖質(炭水化物)を補給しないことにこだわっていました。しかし、トレーニング中の水分と糖質の補給が、パフォーマンスの維持だけでなく運動後のリカバリーに直結するという記事を読んで考えを改め、水分とジェルを積極的に携帯するようになりました。
そこで新たな悩みの種となったのが、給水ボトルやジェルをどのように携帯するか、ということです。
このバンドは、そんな私の悩みを解決してくれました。導入してからは荷物が揺れるストレスが完全に消滅し、主に日々のロング走において万能な収納ギアとして手放せない存在になっています。
Nakedランニングバンドのスペックと特徴
Nakedのオフィシャルサイト等で公開されている基本スペックと構造的な特徴は以下の通りです。
- 重量: 約65g
- 素材: 通気性と速乾性に優れた4WAYストレッチメッシュ
- 収納容量: 360度すべてがポケットになっており、合計2リットル以上の荷物を収納可能。
- 特徴: バックルやベルクロ(マジックテープ)を一切使用しない、筒状のシームレスデザイン。前面や背面にゼッケンを取り付けるためのループも付属。
最大の特徴は留め具が一切ないこと。伸縮性のあるメッシュ生地が荷物を体に密着させるため、局所的な締め付け感がなく、走りを一切妨げません。
サイズとフィット感
このアイテムにおいて、サイズ選びが全てと言っても過言ではありません。
Nakedバンドは1〜12まで細かくサイズが分かれています。購入する際は、自分のウエスト周りをメジャーで正確に測る必要がありますが、測る位置はおへその下2cmのラインが推奨されています。
私も実際測ったところ、サイズ3がマイサイズでした。幸いなことに、購入前に試着して走る機会に恵まれ、使用感も悪くなかったため、サイズ3を購入しました。
サイズ4だと走るたびに揺れてしまったため、好みはあるかと思いますが、実測値通りのサイズを選ぶこと、また可能であれば実際に試着することが失敗を避ける最大のコツです。
【Good】フラスクを入れても揺れない抜群のホールド感

このアイテムの良い点については、なんと言っても圧倒的に揺れないことです。特にアイテムを多く収納した際にその真価を発揮します。
試着の際はスマホと250mlフラスクを入れただけで走りましたが、購入後に実施した120分走の際は、背面に500mlのフラスク、前面にスマホとゼリーパウチを2つを携帯して走りました。
個人的な感想として、前者の少ない荷物よりも後者の多い荷物の方が体へフィット感がむしろ増し、より快適に走れる感覚すら覚えました。
そしてこれが、私がマルチポケット付きのランニングパンツではなく、あえてウエストバンドを使用する最大の理由でもあります。
最近は腰回りに複数のポケットを備えたランニングパンツ(ショーツ)が広く普及しており、ジェルや鍵を運ぶには手軽で素晴らしい機能です。しかし、ロング走で適切な水分や糖質補給を行おうとした途端にパンツのポケットはその限界を迎えます。
アメリカスポーツ医学会(ACSM)らが発表している声明や各種スポーツ栄養学のレビュー論文では、ランニング中は1時間あたり400〜800mlの水分補給が必要であると推奨されています。
また、運動中の継続的な糖質摂取が、筋グリコーゲンの枯渇を抑え、結果として運動後の速やかな筋グリコーゲンの再合成(疲労回復)を促進するというエビデンスが明確に示されています。
つまり、2時間以上のロング走において十分なリカバリーを促すためには、時期にもよりますが、最低でも500ml以上の水分や、十分なジェルを携帯してスタートする必要があります。
これほどの物を軽量な生地で作られたランニングパンツのポケットに収納すると、激しい揺れやズレが生じ、フォームの乱れや股擦れなどのストレスを引き起こします。
一方、Nakedバンドは伸縮性があり、かつしっかりとしたストレッチメッシュを採用しており、前述した通り、500g以上の重みがあるソフトフラスクを入れても、体にピタッと吸い付くようにホールドします。4’00/km程度で走っても、不快なバウンド感が一切なく、フラスクも体の一部になったかのように揺れません。
【Good】優れた通気性と圧倒的な軽量性

重量は約65gなので重さを感じることは皆無です。さらに、優れた4WAYストレッチメッシュ素材が採用されているため、お腹周りをすっぽり覆うデザインでありながら、汗抜けが良く熱がこもりづらいです。夏の暑い時期の走り込みでも、不快な蒸れを感じることなく快適にトレーニングに集中できます。
【Bad】サイズ選びがシビア
前述の通り、おへそ下2cmを正確に測る必要があり、体型が変わったり、冬場に分厚いウェアの上から着用しようとしたりすると、サイズ感が合わなくなる可能性があります。また、バックルがないため、着用する際はズボンのように足から履き上げて腰まで持ってくる必要があります。シューズを履いたまま着脱したりする際は、少し引っかかって手間を感じることがあります。
Nakedランニングバンドの耐久性
非常に薄くて軽いメッシュ素材のアイテムです。まだ購入したばかりのため、耐久性については詳しくレビューできませんが、これからのマラソンシーズンに使い倒す予定ですので、その後の状況はこちらで更新していく予定です。
【結論】揺れと収納の悩みを解決する、練習からマラソンまで使える傑作

まとめると、Nakedランニングバンドはロング走や主にマラソンといったレースで、給水や補給食をストレスなく持ち運びたいランナーに強くおすすめできるギアです。
サイズ選びのシビアさはありますが、ジャストサイズを把握してしまいさえすれば、マルチポケット付きパンツには戻れないほどの揺れない快適さが待っています。適切な水分・糖質補給を通じたリカバリー向上を目指す方は、ぜひ試してみて下さい。


